かごコレクションについて
バスケタリーニュースが創刊した1982年のころから収集してきたかごが、2010年8月現在で、950を越えてきた。そのうち70点余りはいただいたものであり、そのほか、我が家にもともとあったものや、拾ったものなども含まれているが、大多数はこの30年足らずの間に買い集めたものである。旅先でまとまった数を買ってきたのは、バリ島に行ったときと、南米を旅したときぐらいであるから、かなりの部分は、東京近辺で買うことができたものということになる。ひとつひとつの価格や価値は、特別なものではないが、今現在これだけを一度に収集しようとしても、むずかしいだろう。
バスケタリーニュース紙上でとりあげたものも多いので、記事のネタとして役に立ってくれたし、なにより、私にとってはかごについて考えさせ、作り方を教えてくれる先生でもあった。文化的な背景情報は少ないのだが、こちらの興味の中心であるかごの構造を考えるにあたっては貴重な情報が詰まっているコレクションである。これからも、すぐに参照できる資料として役立てていくつもりであるが、さらに有効活用の道があるかもしれないと考えて、この場を借りて公開することとした。
今後、貸し出しなども含めて検討していく予定である。 本間一恵